2017年5月26日金曜日

2017-05-26 第1回 ふじあざみラインヒルクライム



自転車レースは好きだ。でも雨のレースは嫌いだ。
ヒルクライムは好きだ。でも激坂は苦手だ。
平日だって走りたい。でも会社休んでまではちょっと...

平日レース・雨・あざみラインという選ばれし愚者勇者が集う「第1回ふじあざみラインヒルクライム」大会に参加して来ました。

レース経験を増やしたかったのでエントリィ、会社の休みも取れたので来たはいいが結構な雨模様。受付後に本部から大会続行のアナウンスがあるが「自己責任で!」みたいなずさんな感じ。相変わらずJBCF系のマネジメントは他大会主催団体と比較して質が低い。
ともかくレースは実施されることになった。

雨対策としてウェット系チェーンオイル、透明サングラス&キャップ、レインシューズカバーを使用。寒かったけど厚着するとウェアが水没して不快&重くなるのでインナーは着ずに薄手の半袖ジャージのみ。タイヤ空気圧についてもスリップが怖かったので低め。
ローラー台も無いし、走ったら濡れて体が冷えるので、今回はウォームアップも無し。極端にハイペースで走るレースではないから、何とかなるだろう。日々の朝練だってろくにアップしていないので、あまり心配しなかった。
レースギリギリまでレインポンチョを着て暖を取り、開始10分前ぐらいにトンネル内をちょっと走るが、寒い。結局スタートラインに並んだのは出走2分前位だった。
ライバル勢の顔もろくろく見なかったので、特に緊張感もないまま9:06分レーススタート。

結果:男子B 優勝 50分15秒
とりあえずスタートと同時にダンシングで飛び出る。ウォームアップを兼ねて500m位腰を下ろさずにダンシングを続ける。雨のレースは展開が消極的になりがちだし、下手に集団にいると水しぶきや落車回避で精神的に疲労しそうなので、単独走したかった。さっさと霧の向こうへ行ければ集団も追う気が失せるだろう。
ダンシングを終えるとそのままFTP前後のペース走に切り替える。後半の激坂区間に備えつつも、上半身を使ってグイグイ回していく。
集団先頭なのでモトバイクが追走してくれるのだが、排気ガスが臭い。いままで学連・都ロード・沖縄で先頭独走しているときのモトバイクは気にならなかったけど、何故か(雨なのに)排気ガスが臭く感じる。集中力が足りない証拠か?
そのまま上から降ってくる実業団カテゴリをパスしながら馬返しを通過。後ろを見ても男子A・Bは見当たらないが、ここからはコースとの闘いになるので相手選手は気にしていられない。
馬返しを越えてからがあざみラインの真骨頂である激坂が始まる。インナーロー(34x28)にしっかりと体重を乗せつつ、路面状態に注意して走行する。特に注意すべきは数か所ある排水溝で、グレーチング部分にタイヤを取られるとスリップ・最悪落車する。激坂でもグレーチング前で加速・後輪通過時に力を抜く等の注意が必要だ。少しスリップを感じたが、一応上手く処理できたと思う。
途中勾配が浅くなる区間では積極的にシフトアップし、ケイデンスが上がり過ぎないように注意した。ただ、今回は追走がいなかったので平地区間では無理にペースを上げずに通過した(最後までアウターも使わなかった)。それでもスピードが出る区間はしっかりと踏み込んで加速できたと思う。
雨だったのでタイムは55分位かな?と思っていたら上から歓声が聞こえてくる。思ったより速く走れていたようだったけど、後ろも来ないので最後は特に追い込まずそのままゴール。

参加者少ない中スタートから独走してしまったが、とりあえず今季1勝。
終わってからGarminのタイムを確認すると、何故か自己ベスト更新。雨なのに何で...と思いつつも、昨年バトりながら登ったのと、今回独走でTT的に走った違いだろう。

レース後はTOJの関係で下山まで3時間以上待機だったので、着替えて山小屋で昼寝。ようやく下山したと思ったら、僕の表彰式は終了していた...大会役員に指示された通りに行動してどういうことだ!と思ったけど、JBCFの運営能力の低さは今までも(これからも)変わらないし、別に賞状が欲しかったわけではないので別にいいや。
(それでも副賞のフロアポンプは回収しました)

寒いので急いで会場を出る。帰宅後は自転車をバラシて洗浄。フレーム内の水が乾いたら明日組み立てよう。次のあざみまで36Tに戻そうかな。

反省・感想
雨対策・・・レース晴れ男の僕にとって、久々の雨レースだったが、雨対策は上手くできたと思う。ウェットタイプのオイルでチェーンに違和感はなかったし、レインシューズカバーのおかげでシューズが濡れる不快感が無かった。ただ、砂利区間を歩いたせいで、少し破けてしまった。やはり雨レースは好きに慣れないな。
極端なペースダウン無し・・・疲労の溜まる終盤は若干出力が落ちたけど、前回の車坂峠のような序盤ハイペース走が無かったおかげで最後まで足も攣らずに走り切れた(山小屋で足攣ったけど)。ロードレースでもそうだけど、アタックの打ち合い後にFTPペースに戻せるスタミナが重要だと思う。去年のKOHではそれがあったから最後まで走れたのだろう。ハイペース後のFTPペース走が夏の課題かな。
上半身が使えた・・・これも車坂峠ヒルクライムの反省で、意識的にブラケットポジションで腕と体重移動を使って走った。力み過ぎず・抜き過ぎずを無意識に出来るよう今後も反復練習する。
他参加者の装備不足・・・自転車用品って高いものも多いので、色々揃えるのは大変。でも明らかに雨のあざみラインを舐めている選手が多い気がした。国内屈指の激坂コースなんだから、アマチュア選手でまともに走るつもりがあるならコンパクトギア(シマノなら2000円弱)くらいつけた方が良いし、標高2000mの富士山5合目からの下りで雨合羽や冬装備をせずに下山するなんて無謀もいいところだ。自転車競技の危険性について再認識してほしい。

とりあえず車坂峠・あざみラインのレースを経て、現在の実力値が把握できた。
6月から職場が変わってまた練習量が落ちると思うけど、来月のあざみでは今日以上のパフォーマンスを発揮したい。また、ヒルクライム力はイマイチだけど、単発のパワーはついてきたので、久々に都ロードを獲りたい。

今後の(仮)予定としては6月:あざみライン、7月:都ロードB、JCRC群馬SA、奥多摩HC(詳細知らない)あたり。奥多摩HCはレース詳細知らないから微妙だけど、当面はあざみ・修善寺・群馬がターゲットだ。

次レースは一か月後。出来ることはあるはずなので、次戦までに少しでもレベルアップしよう。

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